ヨーロッパ→日本送金、ここまで検証した人いますか?
海外に口座がある方なら一度は悩む「どうやって日本に送金するのが一番お得なのか?」という問題。
ネットで調べるとさまざまな方法が紹介されていますが、実際に全パターンを自分で試して比較した人は、ほとんどいないと思います。
そこで今回は、ヨーロッパのある口座(※具体的な国は伏せます)から日本の銀行口座に1000ユーロを3通りの方法で移動し、その結果を徹底比較しました。
すべて同じ週に実施し、為替レートは固定(約1ユーロ = 168.3円前後)なので、純粋なコスト差が比較できます。
今回試した3つの送金方法と、それぞれの特徴

- Wise経由:海外から日本へ直接送金できる定番サービス。為替レートが良く、手数料が明確。
- 現金両替:ヨーロッパでユーロを引き出し、日本で円に両替。両替所の選び方次第で差が大きい。
- 暗号資産経由:KrakenでBTCに換えてbitbankで日本円に。やり方次第で損も得もある。
それぞれの方法を実際にやってみた結果と注意点
Wiseは、オンラインで簡単に送金でき、着金も早くて安心感あり。今回の送金では165,425円が受け取れました。
現金両替では、現地でユーロを引き出し、上野の両替所(新和エクスチェンジ)で163,849円に。思ったより悪くない結果ですが、両替所ごとにかなりレート差があるので注意。
暗号資産経由では、KrakenでBTCを購入しbitbankで売却。ところが今回はミスで「販売所モード」で購入してしまい、結果は163,043円。
本来は取引所モード(Classic Trade)でやるべきで、正しく操作すればWise並みの結果が出せる可能性は十分あります。
1000ユーロを3通りで換金した結果一覧
方法 | 受取額 | コメント |
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Wise | 165,425円 | 最も効率的で手数料も透明 |
現金両替 | 163,849円 | レートは場所次第で良くも悪くも |
暗号資産経由 | 163,043円 | 販売所で買ってしまい損失。取引所なら互角の可能性も |
結論:最もおすすめなのは「Wise」
結果としては、Wiseがもっとも高い受取額となりました。手数料、レート、スピード、税務的な扱いやすさを含めて、総合的に最もバランスが良いです。
暗号資産経由も、正しく使えば遜色ない方法ではあります。ただし税務処理や相場変動など、上級者向けの要素が多いため、基本的にはWise推奨という結果になりました。

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