【DolbyDigital5.1】古い環境で FireStickTV を無理矢理5.1へ!

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ホームシアターアンプに必ずHDMI端子が付いていると思っていませんか?

付いていますね。今の時代・・・

アンプは古く、テレビも古くてAmazon FireStick TVはステレオ(2.0)でしか視聴できないと思っていました。

優れているアダプターに出会うまでは。

この記事では、ドルビーデジタル非対応テレビ(HDMI入力) + HDMI非搭載5.1アンプ というかなり古い構成で Amazon FireStick TVをドルビーデジタル5.1 で再生する方法を紹介していきます。

必要なのはアダプター1つだけです(しかも安い)

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今までの接続方法だと

テレビは2007年製

私が使っているテレビは、「SHARP LC-37GX4W」 です。2007年8月21日に発売されたモデルになります。

15年間ほぼ毎日働きっぱなし

今でも完璧に動いていますので、(当時)20万円ほどで買えて非常に良い買い物だと言えます。

古くてHDMIの規格は調べてもわからなかったのですが、Amazon FireStick TVをHDMIに挿して、SPDIF(光デジタル端子)をアンプに繋げても2.0しか認識してくれません。

ONKYO DHT-9

こちらも2007年に発売された、サブウーファーとアンプ一体型ホームシアターです。

アンプとサブウーファー一体型

デスクトップパソコンサイズなのでコンパクト。かなり気に入ってます。

15年経っているのでHDMI端子は付いていなくて、FireStickTVを本体に挿す事ができません。

HDMI端子がなーい

「DHT-9」は2007年に発売されたが、わずか1年後に後継機の「DHT-9HD」がリリースされました。
「DHT-9HD」には、HDMI-in x2 / HDMI-out x1 が付いています。

「jp.onkyo.com」から引用
FireStickTVを(普通に)使うとステレオ

テレビのHDMI端子にFireStickTVを挿して、テレビに搭載されているSPDIF(光デジタル端子)をアンプに接続します。

FireStick TV →(HDMI)→ テレビ →(SPDIF)→ アンプ

FireStickTV上で5.1対応作品を再生し、音声を「ドルビーデジタル」に切り替えてもアンプ側で音声は2.0のままです。

アンプ側を見ると、ドルビーデジタルの表示に切り替わりません。

ドルビーだと「Dolby D」と表示に変わるはず。

そもそもFireStickTVをドルビーデジタル音声に切り替えると、「この音声信号は対応していません」と表示され、テレビから音声が出なくなります(テレビは完全に無言、アンプはステレオ)

FireStickTVの音声設定を「ドルビーデジタル」にするとテレビ側でエラー!

放送をそのまま観ると(テレビをBS放送に切り替えて、WOWOWの5.1対応映画を付けるなど)正常にドルビーデジタルに切り替わるのでHDMIの規格が古すぎる?ですかね。

救世主が現れる「音声分離器」

家にいる時間が増えて、映画を観る時はやはり5.1で鑑賞したい という思いは捨てられず、

探したらこちらの商品を発見いたしました:
(私が購入したアダプタは売り切れのようなので、同様の商品のリンクを貼っておきます)

自分の環境で使えるかどうかは不明だったのですが、とりあえず買ってみました。

搭載されている端子はこんな感じです:

表(左から):電源、HDMI-in、ARC切り替えボタン、音声切り替えスイッチ
(左から) : HDMI-out、SPDIF-out、アナログ音声L/R

結論から言うと、見事にFire Stick TVを使ってドルビーデジタル5.1音声で映画を観ることができました。

接続方法

まずは言葉で説明すると、

  • アダプタ
    コンセントに挿す

    アダプタは電源を必要としているので、コンセントに挿します。

  • Fire Stick TV
    HDMI-in に Fire Stick TV

    Fire Stick TVをアダプタのHDMI-in 端子に接続します。

  • 出力設定
    音声スイッチを「5.1ch」

    音声出力用のスイッチがアダプタ本体についているので、「5.1ch」にします。

  • テレビ
    アダプタをテレビに

    アダプタのHDMI-out端子をテレビに接続します。

  • アンプ
    アダプタをアンプ

    アダプタのSPDIF(光デジタル端子)をアンプに挿します。

実際にこんな感じです:

再生すると5.1

ドルビーデジタル対応作品だと、アンプ側はちゃんと Dolby Digital に自動的に切り替わります:

大成功♪

テレビ側のスピーカーからは変わらず音が出なくて、「この音声信号は対応していません」と表示されます(メッセージは数秒で消えます)

やはり5.1だと違いますね。

あくまで個人の感想ですが、

「大きいテレビで普通の音」 よりも 「普通のテレビで5.1」の方が感動します。

ドルビーデジタルは臨場感があるだけではなく、ノイズもほとんどなくて高音質です。

“テレビ直挿し”より多少不便

電源はひとつ増える

上にも書きましたが、アダプタは電源なしで動かないのでコンセントはひとつ増えます。

パソコンのマウスみたいなACアダプタは変換アダプタ用。一番手前にあるのはFireStickTV用。

テレビ周辺機器の多い環境だと空きコンセントがなかったりするので要注意ですね。

アンプを使わない時は、音声切り替えが必要

アダプタ本体に音声切り替えのスイッチがあります。

5.1にするとテレビから音声がでなくなるので、アンプを使わない時はスイッチを「2ch」に戻す必要があります。

電源入ったままだとスイッチを切り替えても反映されないので、
電源を抜く → スイッチ切り替え → 電源を挿し直す。

5.1ch と 2ch  を切り替える度にやらなければならないので「ややめんどう」です。

最後に

HDMI端子の付いていないホームシアターアンプは見かけなくなりましたが、まだ使われている方がいましたらご参考になれればと思います。

テレビの平均寿命は10年前後と言われています。そう考えると2007年に買った「SHARP LC-37GX4W」はよく頑張ってくれてます。最低でも毎日2~3時間付けているのでよく壊れないなぁと思います。

いかがだったでしょうか。

スマートテレビに買い替えれば、FireStickTVもアダプタも不要になりますね。

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